こんにちは、ペンギンです。
2人用ボードゲームで評価が高くて面白いゲームを探していませんか?
巨匠ライナー・クニツィアの名作「バトルライン中世版」で遊んでみました。
かなり有名な作品ですが、本当に面白いのか実際に遊んでみた感想を嘘偽りなくお伝えさせていただきます。
バトルライン中世版ってこんなボードゲーム
- 人数:2人
- 対象年齢:14歳~
- 所要時間:30分
- 難易度:☆☆★★★
- 価格:3,850円(Amazonが最安値)
2000年にリリースされたライナー・クニツィア氏のバトルラインのスピンオフ作品。
前作では古代ペルシャvsローマの戦争から、本作では中世イングランドvsフランスの100年戦争が部隊です。
ルールはバトルラインと同じですが、カードのイラストが綺麗で、戦場カードによる新たな拡張ルールが楽しめます。
バトルラインのプレイルール
ゲームの準備
- プレイヤーの間に9枚の戦場カードを何も書かれていない面を上にして一列に並べる。(これを戦場とする)
- 全ての部隊カードをシャッフルし、各プレイヤーに7枚ずつ裏向きに配る。
- 残りの部隊カードは裏向きにして戦場カードの端に置き、部隊デッキとする。
- 10枚の戦術カードをシャッフルし、裏向きの戦術デッキとして、部隊デッキの横に置く。
ルール
領土を5ヶ所もしくは隣接する3ヶ所を獲得するまで、交互に手番を続けます。
- 手札から部隊カードもしくは戦術カード1枚を選択し、自分側の戦場に表向きに置く
- カードを置いた後、プレイヤーは手札が7枚になるように部隊デッキもしくは戦術デッキから1枚引く
※両方のデッキがなくなった場合、それ以上手札の補充はできないがゲームが続行されます。
各戦場(合計9ヶ所)は、その戦場に置かれた部隊カードの陣形の強さにより、勝敗が決まります。
戦術カードは陣形に影響を与えるために使用されます。
部隊カード
各戦場、最大3枚のカードを置くことが出来ます。
- プレイ可能な戦場の全てにカードが置かれているとき
- 手札に戦術カードしか残っていないとき
カードを出したくなくても、自分の手番では何らかのカードを出す必要があるのでかなり悩みます。
陣形
各戦場で強さを競う陣形は以下のとおりです。
ウェッジが1番強くて、フレイが1番弱い組み合わせです。
前述のとおり、陣形は3枚のカードで構成されます。
※同じ戦場の両側の陣形が同ランクだった場合は、3枚のカードの合計がより高い値の陣形が勝利します。
領土の主張
デッキからカードを引く前に、1ヶ所以上の戦場を指定し、自分の領土であると主張できます。
主張できる戦場=自分側に3枚のカードからなる陣形があり、相手がその戦場で勝ち目がないことを証明する必要があります。
戦術カード
戦術カードは合計10枚あります。
部隊カードの代わりに使用され、戦場や陣形に影響を与えます。
手札の上限(7枚)までは任意の枚数だけ戦術カードを持つことができます。
しかし、対戦相手が使用した枚数+1枚までしか使用することができません。
- 士気戦術:部隊カードの代わりに、部隊カードと同じ方法で自分側の戦場に置かれます。
- 天項戦術:領土の主張をされる前に、自分側の戦場の横に置きます。ゲーム終了時までその位置に残ります。
- 狡猾戦術:戦術デッキの横に表向きに置き、ゲーム終了時まで見えるようにしておきます。
(例)戦術カードの効果
- 両プレイヤーは4枚のカードで陣形を形成しなければならない
- 領土の主張の際に、陣形は無視されカードの合計値が大きいプレイヤーが勝利する
- 部隊カードのように置き、任意の色と1,23のいずれかの値にすることができる
- 相手側にある任意の部隊カードもしくは戦術カードを1枚除外する
勝利・終了条件
- 隣接する3ヶ所の領土を獲得する
- いずれか5ヶ所の領土を獲得する
①もしくは②を達成した瞬間にそのプレイヤーの勝利となり、すぐにゲーム終了です。
ゲームが終了したら、他の領土を主張するこはできません。
バトルライン中世版のリアルなレビュー
運・確率 | 4 |
戦略・戦術 | 5 |
心理戦 | 3.5 |
外見・アート | 4.5 |
総合 | 4.5 |
ざっくりまとめるとこんな感じです。
- 何度でも遊びたくなるリプレイ性がある
- カードのイラストが綺麗でテンション上がる
- 戦略を考えるのが楽しすぎる
- 心理要素も入っていて奥が深い
- 2人用ゲームの中でも抜群に面白い
- 運要素もあって、終盤のドローがシビれる
通常のバトルラインと比較して、カードのイラストが綺麗で没入感があります。
役はポーカーが基本なので簡単なのですが、どの戦場にどの部隊を配置するかが悩ましいです。
相手の動きを読みながら、自分の戦略も考えないといけません。
また、戦術カードで一発逆転要素もあるので中毒性があります。
カードを出したくなくても、出さないといけないシーンも出てくるのでジレンマもあります。
終盤になって山札が少なくなってくると、1枚1枚のドローが緊張します。
完全実力勝負ではなく、運要素も入っているのがいいアクセントになっています。
ルールを理解するまでに少し時間がかかりますが、何度でも遊びたくなる奥深さです。
バトルライン中世版で遊んでみた他のユーザーの口コミ
バトルラインにハマる人続出中です。
東京都:(20代・男性)
ルールはシンプル、カードを取って、並べるだけ。
ポーカーみたいに、役を作り、相手より強ければフラッグが取れる。
陣地を連続で3つ取るか、5つ取るか。
慣れるまで、どうしていいのかわからないゲームですが、何回かやるとコツがわかり出す。
コツがわかると、さらに深く潜れるゲームです。
二人対戦ゲームとしては、かなりお勧めの商品です。
兵庫県:(40代・男性)
実力と運のバランスがとてもいいゲームだと思います。
ボードゲームはたいていが3人以上からで遊べるものが多いと思いますが、バトルラインは2人専用。
ここがとっても良いと思います。人数が多い時にやるゲームは選択肢があるのでいいとして、2人でもできる、そして何度でも楽しめるので最高です。
もうどれだけ遊んだかわかりませんね。
誘って一緒にやった相手はだいたい購入して他の人とやってたりするので、割と誰にでも楽しめるものなんだと思います。
埼玉県:(50歳・男性)
妻と2人で対戦してます
完全に2人用のゲームです。
部隊カードだけならルールも難しくなくポーカーをやってる感覚
戦術カード導入すると複雑に作戦が入り乱れます。
さすが2人用カードゲーム最高峰です
岩手県:(20代・女性)
一度始めたら止まりません。カップルにもおすすめです。しかし運要素もあり、負けると悔しいです。
バトルライン中世版買った
オリジナルより絵柄が好き pic.twitter.com/KWXDyhef4x— 養殖ゴリラ (@throughthereiwa) January 24, 2020
バトルライン中世騎士版やっぱりアートワーク素晴らしい!ゲーム性も手軽にプレイ出来てずっと回せる感じが良い pic.twitter.com/yn7ujXKgmJ
— Yanack@ボドゲ (@Yanack22) February 11, 2020
遊んでわかったバトルライン中世版のメリット
バトルライン中世版を買って遊ぶメリットです。
- 巨匠ライナー・クニツィア氏の傑作
- 日本語版の説明があるので安心
- イラストが綺麗なので見るだけで楽しい
- リプレイ性があるので1回買えば何度でも楽しめる
- 夫婦・カップル・兄弟・親子どんな人でも楽しめる
2人用ボードゲームの傑作なので買って損はしません。
遊んでわかったバトルライン中世版のデメリット
実際に遊んでみてわかったバトルラインのデメリットは以下のとおりです。
- 陣地カードを9枚広げるので、場所を取る。
- 箱が思っているより大きいので持ち運びサイズではない。
- ハマる人続出で中毒性がある
陣地カードと部隊カードを広げるのである程度広めの場所でプレイすることをおすすめします。
また、外箱の問題ですが思ったより大きいです。
ただ100円ショップなどで、適当な大きさの箱を買って収納すれば解決します。
1回プレイしてルールを覚えれば、絶対にハマること間違いなしです。
バトルライン中世版を買った方がいい人
- 2人用ゲームを探している人
- 戦略性・心理性要素の詰まったゲームが好きな人
- ポーカーが好きな人
- アートワークを重視する人
- 1回30分程度で遊べる中量級のゲームを探している人
バトルライン中世版を買わない方がいい人
- 短時間(10~15分)で遊べるゲームを探している人
- カードを広げるスペースがない人
初めてだとルール説明で10分ほどかかるので、短時間で遊べるゲームを探している人にはおすすめできません。
また、ある程度広めにカードを広げる必要があるので遊ぶ際に場所を取るのが嫌な人にも向きません。
持ち歩きは100均などで適当な箱を買って収納すればコンパクトにまとめることはできます。
バトルライン中世版の価格・購入
Amazonが最安で3,850円です。
オリジナル版は2,418円なので、少し高めです。
ただ、カードのイラストのクオリティが全く違います。
左:通常のバトルライン、右:バトルライン中世版
どうせ買うのであればちょっと高くても中世版がおすすめです。
まとめ
バトルライン、正直めちゃくちゃ面白いです。
「運、戦略性、心理性」3つの要素が絶妙に組み合わさっていて、奥が深いです。
2人用ボードゲームといえば、バトルライン!というくらいのレベル。
ルールもそんなに難しくないので、初心者にもおすすめです。
中世フレーバーの美しいアートワークがとにかく魅力的。