こんにちは、ペンギンです。
今回は2人用ボードゲーム「ロストシティ」で遊んでみた感想・評価を解説します。
巨匠「ライナー・クニツィア」による2人専用ボードゲームの傑作です。
結論、2人用ゲームの中でも最高に面白いです。
運と頭脳戦のバランスが絶妙で、マジで無限にできるくらい面白いのでオススメ。
- 対象年齢:10歳~
- プレイ人数:2人
- 所要時間:30分
- 難易度:☆☆☆★★
- 価格:2,473円(Amazonが最安値)
- 簡単だけど奥深いゲームを探している人
- 探検が好きな人・・w
- インディジョーンズが好きな人・・w
- 2人用ゲームを探している人
- 賭け事が好きな人
- ロマンが好きな人
- 古典的ゲームが好きな人
ロストシティってこんなゲーム
ライナー・クニツィア氏の2人用ボードゲームの傑作です。
プレイヤーは探検家となって、火山地帯やヒマラヤ山脈、果ては海底まで様々な未開の地を探検します。
カードにはわくわくするような絵が描いてあって見ているだけでも楽しいです。
探検カード(数字)を昇順に並べて、財宝への道を開拓していきます。
今出ている数字よりも大きな数字を出していく必要があり、ジレンマと葛藤しながらプレイします。
後のボードゲーム大賞「ケルト」の原板です。
やればやるほど奥が深いロングセラーボードゲームです。
ルール
ゲームの目的
ゲームの目的は失われた都市への探検路を開拓することです。
探検者であるプレイヤーは地球上の様々な場所を探検しに行きます。
自分の前に並べたカードの合計値から探検にかかったコストを差し引いたものが、名誉点。
3回ゲームを繰り返し、トータル名誉点の高かったプレイヤーの勝ちです。
ゲームの準備
- 2人のプレイヤーは向き合って座り、あいだにゲームボードを置く。(ゲームボードには色ごとの捨て札置き場が1ヶ所ずつある)
- 全てのカードをシャッフルし、各プレイヤーに8枚ずつ配る。
- 残ったカードは裏向きの山札として、ゲームボードのそばに置く。
- 得点を記録するための筆記用具かゲームチップを用意。
- 探検カード(5色、各「2」~「10」が1枚ずつ)・・・数値が書かれたカード
- 賭けカード(5色、各3枚ずつ)・・・握りあう手が書かれたカード
簡易ルール
最初のゲームは年長のプレイヤーがスタートプレイヤーとなり、交互に手番を行います。
※2ゲーム以降のスタートプレイヤーはより多くの名誉点を獲得しているプレイヤーになります。
プレイヤーはそれぞれゲームボード手前の自分側にカードを並べていきます。
手番には必ず手札からカードを1枚出す必要があります。
出せない場合は捨てる必要があります。
以下、自分の手番の流れです。
- 「カードを1枚並べる」もしくは「カードを1枚捨てる」
- カードを1枚引く
山札もしくは捨て札置き場からカードを1枚引いて手札にします。
カードを1枚並べる
新しい列に並べるか、すでにある列にカードを追加して配置します。
新しい列を始めるのであれば、ゲームボードの対応する色の手前にカードを1枚配置します。
カードを追加する場合は、既にあるカードの上に数値が見えるようにずらして配置します。
カードを追加するときは、既にその列にあるカードよりも高い数値のカードを出さなければいけません。
「賭けカード」は、列に探検カード(数値が書かれたカード)が出されている場合は出せません。
カードを1枚捨てる
どの列にもカードを並べられない、あるいは並べたくなければ、手札から1枚を対応する捨て札置き場に捨ててください。
捨て札置き場のカードは1番上のカードのみが見えるように重ねていきます。
カードを1枚引く
カードを並べるか捨てるかを実行した後、新たにカードを1枚手札に加えます。
カードは以下から好きなほうを1枚選んで引くことができます。
- 山札から1枚引く
- 各捨て札置き場にある1番上のカードを引く
終了・勝利条件
山札の最後のカードが引かれた時点でゲーム終了です。
1ゲーム終了ごとに名誉点を計算し、3ゲーム終了後のトータル点数の高いプレイヤーの勝利です。
ゲーム終了時にはいくつかのカードの列ができています。
- カードの列は色ごとに計算
- 列に並んでいるカードの数値を合計したものから探検コストである20点を引く
- 列の初めに「賭けカード」がある場合は、名誉点は「賭けカードの枚数+1倍」になる
- 名誉点がマイナスの場合、賭けカードがあればマイナスが倍化される
- 列にカードが8枚以上並んでいる場合、その列には「20点」のボーナスが与えられる
- 上記「20点ボーナス」の枚数には賭けカードも含まれる。
- ただし、このボーナスを加えるのは賭けカードの効果を発揮したあと
※1枚もカードが並んでいない列は探検隊に出ていないとみなされるため、探検コストもかかりません。
評価
運・確率 | 4 |
戦略・戦術 | 3.5 |
心理戦 | 4.5 |
外見・アート | 4.5 |
総合 | 4.5 |
運要素が大きいものの、戦略や心理戦の要素も入っていてバランスが絶妙です。
イラストが美しく、プレイするほど奥が深くなるゲームで個人的には高評価でした。
夫婦やカップルでプレイすると盛り上がりそうです。
夫婦でボードゲームにハマった。ロストシティという遺跡探検がテーマのカードゲームだ。数字の順にカードを出していくのだが、出すごとに奥地に進む様子がイラストでわかるアナログギミック。楽しい。いろいろ遊んでみたい。#ロストシティ #ボドゲ pic.twitter.com/7VZ8qRVkrO
— takamasa (@takamasa012) May 26, 2020
今日は久しぶりに嫁とボドゲしましたー🙌
クニツィアのロストシティ🔍
嫁は投資カードを使わずに堅実に点数を集めて142点
対して自分は投資カードが空振りだらけで負債を貯めに貯めて−46点🤣ボロ負けでした😇 pic.twitter.com/GQZQ4uVSok
— nyuu(にゅー) (@yuhei0221) October 28, 2020
遊んでみた感想
駆け引きとジレンマのボードゲームです。
運だけではなく、頭も使うので何回プレイしても飽きない楽しさ。
設定もそうですが、絵札も凝っていて素晴らしいです。
カードが大きめなのも見やすくて高評価。
不要なカードを捨てたくても相手にとっては必要なカードだと捨てられないジレンマがあります。
また、探検するにはコストがかかるので20点以上稼げる見込みがないと手をつけられない難しさもあったり。
どこのエリアを冒険するか決めるのも楽しいです。
狙っているカードを諦めてさっさと出すか、もう少し粘るかのジレンマも楽くて良くできています。
同じ色のカードを集めて、一気に出そうとしても山札が残り僅かで全部出し切れなかったり・・・。
- 探検コスト20を回収できるか見極める(特に賭けカードを使うとき重要)
- 中途半端に複数の列を探検しないで、数か所に絞る
- 山札の残り枚数を頭に入れておく
- 相手の出方を常に観察する
- 20以上のスコアが取れると思ったら欲張らずに思い切って出す
まとめ
じっくり考えながら何度でも楽しめる「傑作ボードゲーム」です。
ルールは1度覚えてしまえば、簡単なゲームなのでハマること間違いなしです。
ロストシティは、中毒性の高いゲームとしても有名です。
初心者でもすぐに理解できて、長く遊べるボードゲームです。
冒険へ出かけたら後戻りはできません。
さあ、心の準備はいいですか?